地域小規模児童養護施設「さくら」 |
平成27年4月開設 宇都宮市桜 男子児童6名
養育方針 ・児童の自主性や意思、人格を尊重し、その権利擁護に努めます。 ・児童の個性を尊重し、一人ひとりの置かれた状況を理解し、差別なく平等に扱うことに努めます。 ・社会的自立に向けて、適切な指導、支援をし、継続的な拠り所になることに努めます。 ・地域の結びつきを重視し、地域社会との交流及び、児童相談所や学校等の関係機関や保護者との連携に努めます。 |
「さくら」は男子中高生6名が生活する、地域小規模児童養護施設です。高校卒業と同時にホームを巣立っていく事になるので、社会で生活するためのスキル、知恵など日々の生活を通して学ばせることを重視しています。高校受験や就職活動、大学、専門学校受験、初めての一人暮らしといった、人生の中でも重大な節目に関わることが多く、子どもたちの将来を決める、大変責任の大きい役割であると痛感しながら、日々子どもたちと接しております。 高校に進学後は学業と部活の他に、卒園後を見据えてアルバイトも両立させながら自立に備えることになります。両立は大変ですが、寝食を共にする中で、励まし、時には意見をぶつけ合いながら、子どもたちにとってより良い進路が開けるように支援しています。 それぞれ様々な生い立ち、事情を抱えた子どもたち同士ですが、普通の生活、家庭に近い雰囲気での生活になるように心掛けています。卒園した子が立ち寄り、悩みや相談を受けることもあります。「さくら」を巣立っていった子にとって「実家」でもあり、継続的なつながりも重要な役割であります。 子どもたちには時には厳しいことを言います。楽しい事ばかりではありません。それでも卒園する時はお互い笑顔で握手をします。その笑顔が社会に出てもずっと続くような支援をしていきたいと思います。 「さくら」ホーム長 中村周一 |
地域小規模児童養護施設とは?
本体施設とは離れ、小規模で、より家庭的な環境で『家』と呼べる環境でのメリットを活かし、子ども一人ひとりに応じた丁寧な支援を実施しています。地域小規模には高い独立性があり、職員と児童による生活の場です。入所児童の中には、地域小規模でのみ生活する子もおり、ホームの継続性、職員の自立、職員と子どもの関係性、などが重要になります。ホーム長を中心とした勤務職員での連携が重要となり、子どもとともにホームを運営しています。
参考資料:地域小規模児童養護施設の設置運営について - 厚生労働省(PDF)
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