乳児院「夢」

乳児院とは?

いろいろな事情で家庭で養育することが困難な乳児(必要に応じ就学前の幼児)を保護者に代わって養育するとともに、あわせて退所した方について相談・その他の援助を行う施設です。

理念・養育方針

理念

① 安心・安全な場で、子ども達が自分は愛されている、大切にされている存在なんだと感じられるように寄り添うこと

② 幸せに生きる権利を始めとした子ども達の人権を尊重するとともに、子ども達一人ひとりの最善の利益を実現すること

③ 無限の可能性を持った子ども達の色鮮やかな未来のために、育ちのバトンをしっかりとつなげられるようにすること

養育方針

・子ども一人ひとりの声やまなざしをしっかりと受け止め共感し、子どもの視点に立って応答します。

・愛情を言葉や表情や態度などではっきりと伝え、暖かい色で子ども達を包み込みます。

・担当養育制によって愛着関係を築き、特定の養育者がその子どもにとっての安全基地となるとともに、全職員で安心感を与えます。

・子どもの権利条約にある「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」を第一に考えます。

・無限の可能性を持った子ども達のために、全職員が惜しみない愛情を注ぎます。

・私たちが担っていることは、子ども達の未来図を描くことです。つまり、私達は子ども一人ひとりの個性と主体性を尊重し、未来志向を持って行動します。
 
入退所手続き

 児童相談所や市町児童福祉担当の窓口にご相談ください。事情をうかがったうえで必要な期間お子さんをお預かりいたします。
 

院長挨拶

 
 平成25年1月1日、佐野市米山南町に開設された栃木県内では3か所目となる、定員9名の小規模な乳児院です。
 
その小回りの利く小ささが私どもの誇りでもあり、強みであると考えます。
 
出来るだけ一般の家庭と同じように、家族の温もり、暖か味、楽しさを感じられる中で、慈しみ育むことを常に念頭に、職員一同、志しを一にして今日まで努めてまいりました。
 
入所している子どもたちにとりましては、乳児院が自分の家そのものであり家庭です。
 
そこにともに暮らす子どもたちは兄弟であり、職員は親と言えます。
 
乳幼児期は、その子の人格形成、言語能力、脳の発達において重要な影響をもたらす時期と言われます。
 
乳児院は新生児から3歳くらいまでの子どもをお預かりしております。
 
この大切な時期を乳児院で過ごすことは、ここでの生活が彼らの人間形成に少なからず影響を及ぼすものと考えられます。
 
したがって、乳児院で過ごすこの時期をいかに豊かな生活経験と刺激を受けることができるか、乳児院は重大な役割を担っていると言えます。
 
私たち乳児院「夢」は、子どもたちの人生にとって極めて大きな意味を持つ大切な時期にお預かりするという認識を常に携え、子どもたちの成長を支援し、社会的養育の道を邁進していきたいと考えております。
 
 

乳児院「夢」では、Amazonの「乳児院支援プログラム」に2023年11月1日より
参加しております。以下、全国乳児福祉協議会 会長のメッセージ抜粋になります。

この度、アマゾンジャパン合同会社と「乳児院支援プログラム」を立ち上げることとなりました。

Amazon.co.jpの「ほしい物リスト」に、子どもたちに必要なものを載せることによって、Amazon.co.jp利用者の方々がそのリストをご覧になり、ご賛同いただいた方々からご支援いただけるというAmazonならではの仕組みです。

この取り組みを通じた支援によって、乳児院で生活する子ども一人ひとりの成長に向けた安全で豊かな環境の整備と養育につながっていくことを期待しています。

またより多くの方が乳児院を知っていただくキッカケきっかけとなると大変嬉しいです。

家族と離れて暮らす子どもたち一人ひとりが安心・安全な生活を送るために、みなさまよりあたたかいご支援を賜りますようお願い申しあげます。