自立援助ホーム「虹」

 
自立援助ホームとは?

 様々な事情により家族と離れて生活し自立をしなければならない子どもたちに、安心できる生活環境を提供し、子ども自身が主体となって、社会に歩み出すことが出来るよう援助する施設です。 自立や生活に必要な食事・健康管理・対人関係・日常生活に関すること・社会での悩みなどの相談援助を行っています。

養育方針

  目的

①就職し一人で生活できるようになり、働くことを基本とした生活をします。 ②ホームの人・会社の人・地域の人 地域社会の一員として生活します。 ③信頼される人として生活します。

ホームでの生活

 ホームにはスタッフが一緒に泊まり、生活をします。 朝食・夕食はスタッフが作り、一緒に食べます。 昼食は各自で準備してもらいます。 掃除・洗濯など自分でやるべきことは、全て自分で行ないます。 最初は慣れないことや戸惑いもあると思うので、その時はスタッフが手伝います。集団生活になりますので、人に迷惑を掛けたり、傷つけるのは絶対に許されません。 その他にも約束はありますが、ホームでの生活をより良いものにして、あなたの将来のために必要な最低限の約束です。 詳しい生活の様子は、ホームのスタッフに聞いてみてくださいね。

ホーム長挨拶

 
 佐野市米山南町マロニエビルに、乳児院「夢」と 同時に開設された第2種社会
福祉事業の自立援助ホームです。「すべての児童は、家庭で正しい愛情と知識と技術を持って育てられ、家庭に恵まれない児童にはこれに代わる環境が与えられる。」
この児童憲章の条文に基づき、社会的養護の実践を行っています。
 ホーム職員は、入所している高齢児童と24時間、衣・食・住を基に、生活を共にしながら、彼等の精神的治療と成長、独り立ちしていくのを日常生活を通し、課題を自覚して、力まずさりげなく、継続して児童達と共に成長していく大人を目指し、支援しています。
 入所した児童は、まず、職員の援助を得て就労し、その収入から利用料30,000円を負担させます。また、毎月の生活支出が、収入の中で適切・計画的に出来るように
職員と一緒に計画書の作成を行います。いずれ、アパートなどを借りて自活させることを念頭に、貯金もさせて、自立の準備をさせます。高等学校へ進学できなかった児童、中退した児童に対しては、就労が落ち着いた所で、就労先と相談し、通信課程の高校へ入学します。最終学歴を高等学校卒業を取得して、将来社会にでて役立つものを身に着けるよう、配慮しています。                          
 就労、就学を見守りつつ、社会での生活全体になじませ児童のよりスムーズな社会復帰と、その自立を目的とした「自立援助ホーム」は、施設養護の延長でもあります。また、就労しながら養護という、特殊な面を持っています。就労と将来の社会生活に役立つ生活体験を通じ、彼らの夢を育むよう努力していきます。